今回の帰省で楽しみにしていたのが、金沢21世紀美術館に行くこと。
とてもおもしろかったです。 市民ギャラリーで開催されていた、荒木経惟「石川ノ顔」展。 なぜかここだけ撮影可だったので、では、と撮ってみました。 一緒に行った叔母が熱心に見ています。 写真のなかに知り合いが何人かいたらしい。 このあと開館記念展に入る。 案内をもらってから気付いたのですが、ティルマンスの展示は展示期間が過ぎていました…ははは… ゲルダ・シュタイナー&ユング・レンツリンガーの『ブレイン・フォレスト』は、木の枝にごみ(100円アイスの棒とかあった)や造花なんかをデコレーションしているような作品なのですが、ソファに寝転んでみていると、なんてぴったりの作品名なんだろうと思いました。 ずっと中にいたかった。 帰りにミュージアムショップで作品集を購入。 ジェームズ・タレルの部屋(『ブルー・プラネット・スカイ』)は、天井に穴があいている、つまり空が見える部屋。 あたしが行った日は寒くて長居しづらかったですが、暖かくなってからだったら、もし近所に住んでたら休憩に来たと思う。 これが無料っていいよなあ(この部分は無料ゾーンらしい)。 実際、あたしがいたときにも、本を読んでる人がいました。 『スイミング・プール』は、前知識ゼロで行ったかいがありました。びっくりした。 読売ウイークリーの紹介記事に、『スイミング・プール』の写真が載っています。 パトリック・ブランの『緑の橋』も、とてもきれいでした。 金沢近郊で採取した植物をつかっているという作品。 橋というより壁だと思いましたが、植物の色彩。見飽きない。 ライブラリも読みたい本がたくさんあった。うあ-、住みたい。 とりあえず、TASCHENから出ているティルマンスの写真集をみました。 叔母はまたしても『石川ノ顔』作品集を熱心に見ていました。 あたしが行った日にも、ご年配のかたや子ども(市内の小学生が学校単位で来ていた)がたくさん来ていました。 オルファー・エリアソンの『反視的状況』という作品(いいかげんな説明→ステンレスでできた巨大なイガイガ。中に入ることもできる。)の中から笑顔で出てきたおばあさんと目があったりして、その表情から、楽しんでいるんだなって思ったり。 『ピン-ポンド・テーブル』という、8人同時に卓球ができる作品(まんなかに池?がある)で、じっさいに小学生が卓球をやっているのを見て笑っていたら、子どもが美術館に団体で来ていることについてのアンケートに答えてほしいといわれたり。 そうそう、ボランティアスタッフであろう人々が、ほぼ作品ごとについていました。 おそらくは小学生の訪問にあわせてなのでしょうが、一般のお客にもいろいろ話しかけてきたり、説明してくれたりしました。 この、地方の現代美術館がどういうふうになっていくのか。今後にも興味があります。 帰る前に、地下の市民ギャラリーで『イノセンス、プロダクションI.G作品展』も見ました。 プロダクションI.Gが手がけた作品のポスターも展示されていました。 人狼・・・たしかビデオで観たなあ。 よく覚えていないのだけれど、やるせない話だったような気がする。
by lookingglass
| 2005-02-21 11:30
| Art
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